子どもたちにとって、学校の授業が「良くわからない」「自分に合わない」ことが、子どもの自尊心や人間関係、そして生活態度に大きな影響を与えています。学習が「思うように進まない」のには、さまざま要因が考えられます。今までは、その要因の多くを子どもの側に探してきました。
しかし、私たちはその要因を子どもの外側にあると考え、その環境の改善や工夫に真摯に挑戦していきたいと考えています。まずは本人の“思い”にしっかり耳を傾け、その子どもの学びの程度やスピード、興味関心、教材教具、人との関係性など様々な要因をチームで検討し調整していきます。単に「勉強ができない子」とか「なまける子」「ダメな子」などと言ったレッテルで、子どもを傷つけたくないのです。「子どもは必ず成長する」という真実のもと、しっかりと寄り添いながらその子どもの“可能性”という“種”を蒔き育てたいと考えています。
また、ただ単に「学力が伸びる」ことだけが大切だと考えているわけではありません。子どもたちは将来その子どもの持ち味を活かして社会自立をしていくことが大切です。そのためには、自らが課題を見つけ必要なことを学び、学んだことを活かしていく力(=学習力)を身に付けることが重要です。子どもたちが自分に合った「学び方」を知り、「学ぶ楽しさ」に気づくことが「学習力」の土台になると考えています。
最後に、「人は人との出会いで成長する」という言葉あります。この「学び方教室」のスタッフ全員が弊法人の「子どもの教え方・関わり方」の研修を受講し認定試験に合格した者です。志が高く子どもと関わることに誇りと喜びを感じているスタッフばかりであると自負しております。しかし、子どもと指導者との関係は、ただ単に指導する側・される側といった関係ではなく、立場の違いを超え、同じ人間として「共に成長する仲間」でありたいと私たちは考えています。我々スタッフもお子様と共に成長させていただけましたら幸いです。
学び方教室BB
室長 城田輝三