英語に苦手を感じる理由って?第3弾「文法」

前回・前々回と、英語に苦手を感じる理由として

「小学校から中学校の英語教育のギャップ」

「発音」を例に挙げました。

今回は、英語の苦手になる理由として

「文法」を取り上げたいと思います。

普段使っている日本語では、私たちは文法をあまり意識していません

小さいころから生活の中で使っている言葉なので、

自然と法則性を身に付けているから、

文法を意識せずに使うことができるのです。

言葉の規則性を表す文法は、その言葉を習得するのには欠かせないものです。

しかし、生活の中で言葉を使っていれば、

文法をそれほど意識をしなくても、自然とその言葉を使いこなす

ことができるのです。

小学校の国語の授業では、高学年になってから文法を勉強します。

低学年のうちは、あまり文法を意識せず言葉の練習を繰り返し、

小学校の高学年からは文節や品詞などの言葉が出てくる

論理的な文法の理解を学習していきます。つまり、

十分に日本語という言語に慣れてから、

構成や法則を理解する文法の学習をする

ことによって日本語力を養っていきます。

一方、英語学習はどうでしょうか。

現在は小学校教育の中に、

英語に慣れ親しむという意味での学習が始まります。

そして中学校に進学して

本格的に英語の学習に継続されていきます。

小学校時代のわずかな英語に慣れるという期間を経て、

いきなり中学校時代の英文法の学習に入っていくとなると、やはりここで

小学校の英語から中学校の英語へのギャップ

に戸惑うことになります。さらにそこには文法という壁が立ちはだかります。

英文法は、日本語の文法とは違う概念がたくさんあり、

発音と同じように違うものとして理解しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語の文法を基本に英文法を理解しようとすると混乱をしてしまいます。

また、最大の壁は文法を表す言葉が難しく、抽象的な言葉であることです。

「be動詞」「一般動詞」「三人称単数」などの

日本語にない英語の文法はたくさんあり、

まずこれらの文法的概念が中学一年生の初期の段階で出てきます。

英語の学習は積み上げの学習といわれています。

これらの文法的概念を理解しないと、

その先の英語の習得が難しくなってきます。

「わからない・・・」

ここで多くの子どもが心折れてしまうことになります。

文法は英語を習得する上で大切なことです。

苦手意識を持たせずしっかりと学習するためには、やはり

小学校の英語学習から中学校に向かう英語への移行がカギ

になってくるでしょう。

 

以上、英語に苦手を感じる理由として、「文法」を例に解説しました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA