Why Japanese people !? 横書きと縦書きの不思議

ふと疑問に思いました。

どうして英語は横書きだけなのに、

日本語は横書きと縦書きを使うのか、と。

世界の言葉の主流はほとんどが横書きです。

そもそも、人間の目は横方向に見やすくできているため、

表音文字(英語などの音を表した文字)の場合

縦に並べるよりも横に並べた方が判読しやすいそうです。

日本語のルーツは中国から渡ってきた漢字にあり、

漢字は表意文字のため、縦書きで表記されています。

漢字を基にした日本語は、

連続して文字を書く際にも

縦書きで書きやすいように発達してきました。

そのため、国語の教科書や書籍などの文章は

縦書きで表記されています。

しかし、現在では横書きの文章も増えてきました。

まさに今、読んでいただいているブログの文章もそうですが、

パソコンなどの画面の文章はほとんどが横書きです。

webサイト等を閲覧する場合、

縦にスクロールして文章を読むことが主流なので

ワープロなどで編集する際に対応しやすく、何かと利便性の高い

横書きで表記することが増えたと考えられます。

このように、横書きと縦書きを使い分けている日本語は、

他の言葉にない難しい部分を持っています。

加えて日本語には、漢字・平仮名・カタカナ・ローマ字など、

様々な種類の文字を扱っているという特徴もあります。

文章を読むことに苦手を持っている子どもたちは、

文章の中の単語を把握することが苦手だったり、

読み始めや読み終わりのスイッチの切り替えに苦労

したりしています。

細かい字や長い文章を読んでいると、

次の行がどこなのか、

縦に読めばよいのか、横に読めばよいのか、

どこの箇所を読んでいるのか

などの点で混乱してしやすくなり、苦手を感じます。

そのようなときに手助けになるのは、

文字を大きくしたり、行間を開けて文章を見やすくする方法です。

文字が重なって見える

文字が歪んだり動いて見えたりする

といった識字に困難を抱えている場合、

行間や字間を広げることで文面を見やすくすることができます。

また、スリットを使うという手段も有効です。

スリットを当てて文章を読んでいる様子

読む部分にスリットを当てることで、

今どこを読んでいるのか、

次にどこの箇所を読むのか

が判別しやすくなるほか、

目に入ってくる情報を制限できるので、

読んでいる文章に集中し、内容が頭に入りやすくなります。

世界の中でも難しいと言われる言語である日本語だからこそ、

文章を読む際に苦手を感じやすくなる原因が多いのかもしれません。

日本語の特性を理解することで、文章が読みやすくなるきっかけに

なるかもしれませんね。

 

イラスト:ニョラネコ

学びの相棒「文房具」

前回のブログでは、

教室で先生の話を聞くことや

勉強机と向き合うことだけでなく、

様々な勉強の環境・場が広がっていること

をお伝えしました。

「勉強に向かうモチベーションがあがらない…」

「簡単に今の勉強の環境を変えるのは難しい…」

そんな方は、学びの相棒を作ってみるとよいかもしれません。

相棒と抽象的な言い方をしましたが、簡潔に言えば勉強に使っている

鉛筆やペン、消しゴムなどの文房具のことです。

文房具によっては、学習意欲や効果を高めることができる

場合もあるのです。

文房具一つでそんなに変わるの?

と感じる方もいるかもしれませんので、

使う文房具を変えてみることをお勧めする理由をいくつかお話しします。

一つ目の理由としては、

文房具の機能性が向上することで、

学習効率の向上にも期待できる

という点です。

今や一般的になりつつある、

書いても書いてもペン先が尖ったまま書くことができるシャープペンシルや、

こすると消えるカラーペンなどは非常に画期的で、

これまでの勉強の仕方に変化をもたらしました。

書けば書くほど丸くなっていってしまう鉛筆やシャープペンシルが

大嫌いだった筆者にとって、この商品の登場はまさに救いの神でした。

もちろん、その文房具のおかげで成績が上がったと

言い切ることはできませんが、

板書を書き写すのが楽しくなったり、

英単語の書き取り練習が長く続けられたりするようになり、

学習に向かう姿勢や意欲は強くなりました。

二つ目に、

書字が苦手な子どもには、

その子に合った文房具を使わせてあげると、

書字の改善がみられる

ことがあるということです。

例えば鉛筆。

鉛筆には様々な硬さがあります。

筆圧の強い子が柔らかい芯の鉛筆で字を書くと、

必然的に文字が太くなりやすくなり、

筆圧の弱い子が硬い芯で字を書くと、

文字が細くなったり、ふにゃふにゃと曲がりやすく

なったりしてしまいます。

そこで、

筆圧が強い→HB以上の硬さの鉛筆

筆圧が弱い→2Bや4Bなどの柔らかい鉛筆

を使うようにすれば、

一定の改善が見られる場合があります。

消しゴムなども同様です。

強くこすりすぎて破れてしまう場合は、

消す力が強いものや電動消しゴムなどを使ってみる

ことをお勧めします。

ただ文房具を変えるだけで

すべてが改善されることを期待するのではなく、

「学習に向かう姿勢を変えるきっかけになるかも」

くらいの気持ちで試してみると良いかもしれません。

今度文房具売り場に行った際は、必要なものだけでなく

別のコーナーをのぞいてみてください。

「これは使えそう!」

「こんなものがあったんだ!」と、

もしかしたら新たな発見があるかもしれません。

皆さんの勉強がより楽しくはかどらせる相棒を、

探してみてはいかがでしょうか。

 

イラスト:ニョラネコ

文章を理解する方法~読み聞かせ~

皆さん、読書は好きですか?

こう聞くと、好きな人は比較的多いのではないかと思います。

しかし、「国語は好きですか?」と聞くと、

嫌いな人が増えるのではないでしょうか?(笑)

今回は、文章を理解する方法について、

いくつか提案したいと思います。

 

国語が嫌い・苦手な人は、

長い文章を読むことが苦手である場合が多くあります。

また、子ども大人を問わず、

「小説は読まないけど、マンガを読むのは大好き」

「マンガならスラスラ読める」

という人は多いのではないでしょうか。マンガであれば、

絵や描写から物語を理解したり、

主人公の感情に共感したりすることが可能です。

しかし、活字のみの文章になると、

なかなか内容が頭の中に入ってこないため、

興味を持ったりそそられたりすることが難しくなり、

結果としてつまらなくなってしまうこともあります。

そもそも活字を見ると苦手意識が先行してしまい、

文章に拒否反応を示してしまう…そんな子どもはたくさんいます。

文章を理解するためには、

日頃からたくさんの言葉に触れ、

文章にどれだけ慣れ親しんでいるかも重要になってきます。

読書が習慣化している子どもは、

国語も得意なケースも多いといわれています。

しかし、だからといって元々興味も持っていないのに、

「本を読みなさい」といったところで、

本を読むこと、文章に触れることの楽しさ

を知らなければ、

誰だって本を読みたいとは思いません。

そこで提案したいのは、

文章や本を「読み聞かせる」という方法です。

子どもにとってはただ聞くだけでなので、

文章に親しむステップとして有効な手段となります。

もちろん、「読み聞かせ」は

子ども限定ではなく、大人にも効果的です。

耳から入ってくる情報は、読書による視覚的な情報だけではなく

聴覚も刺激することができます。

文章を読むことに抵抗感を持っている子や

恥ずかしがる子に対しては、

文章を読んで聞かせてあげることによって、

次第と文章に親しむことができてきます。

一緒に文章を目で追いながら「読み聞かせ」をすることで、

文章を読むための練習にもなります。

読み聞かせに慣れてきて、さらにもう一歩踏み出すとすれば、

「音読」が効果的です。

声に出し、耳で聞くことによって、

多感覚で文章の情報を読み取ることができます。

しっかり、ゆっくり音読していくことによって

文章の内容の理解が進んでいきます。

すらすらと読めるようになってくると、

歌を歌うのと同じように、文章に触れること

段々と楽しんで学べるようになってきます。

「読み聞かせ」や「音読」で、まずは文章に親しみ、

楽しく文章に向かっていければ、国語嫌いや苦手意識も

少しずつ解消してくるのではないでしょうか。

 

以上、文章を理解する方法の一つ「読み聞かせ」についてのお話でした。

 

イラスト:ニョラネコ

学び方、学ぶ環境について

この時期の中学校や高校では、ちょうど定期試験の

シーズンに差し掛かっているようですね。

日々の学習や試験・受験勉強など、

皆さんはどのように取り組んでいましたか?

毎日コツコツ勉強する人もいれば、

一夜漬けで勉強する人もいたのではと思います。

勉強の仕方、学習の仕方は十人十色。実際に勉強しながら、

「この方法が一番いいな」と、納得できた方法

習慣づいてくるのが一般的ですね。

 

現代社会において、学び方・学びの環境は多様化しています。

英会話を例に挙げると、今までの学び方の形態として頭に浮かぶのは、

・駅前にある教室に通ってネイティブの先生から

 英語の授業を受ける

・本屋でテキストを買って自分で学習する

などが基本的な学び方で、学びの環境は限られていました。

しかし、今日においては英語の勉強の仕方は多様化し、

学びの環境も様々に広がっています。

上記2つの学び方に加え、

・パソコンやスマートフォンの学習系アプリでの学習

・動画視聴による学習

・通話アプリを使用し、場所を選ばずに海外にいる相手と

 やり取りをしながら話をする

といった、ICT機器を活用した学習方法や、

・教室という形態をとらず、英会話カフェなどで

 異文化コミュニケーションを楽しんでいることが

 学習につながる。

・格安航空で海外に行って異文化を肌で感じる

といった、自然な形で学習して身につけていく方法など、

学習方法の選択肢は広がっています。

学び方が多様化しているからこそ、あらゆる学習方法にチャレンジしてみて、

自分に合った学習の方法を探していくといいかもしれませんね。

「集中できない…」「中々思うように勉強が進まない…」

などの悩みがあれば、いっそのこと自分の部屋から飛び出して、

カフェや図書館あるいは外で!?など、

学習する場所を変えてみてはいかがでしょうか。

静かな環境で学習する方が集中できる人もいれば、

リビングや公園のベンチなど、少しざわざわしている

程度がちょうどいい、という人もいます。

「あれ、意外と集中できるかも」と、もしかしたら新たな発見があるかもしれませんよ?

 

以上、学び場、学ぶ環境についてのお話しでした。

算数障害(学習障害)の学び方①

発達障害(学習障害)の中のひとつ、

算数障害というものがあるのを

聞いたことはありますか?

知的な遅れはないのに、

なぜか算数や数学だけに苦手意識をもち、

学習が思うように進まなかったりするのです。

今回は、算数障害についてお話ししたいと思います。

算数障害の例としては、

九九だけ覚えられない

数の大小が理解しづらい

計算の記号が理解しづらい

文章題や図形になるとまったくダメなど…

算数障害と言っても、その特性は様々あり、

大きく分けて2つのタイプがあると言われています。

1つは、

「計算はできるけれども、数学的推論や数の概念が理解しづらい」

もう一つは、

「数の概念や数学的推論は得意だけれども、計算が苦手である」

といった具合です。

算数障害が特に意識されやすくなる年齢は

9歳~10歳頃が多いと言われます。

俗に言う「9歳の壁」頃に目立ってくるのです。

この「9歳の壁」とは、まさに

小学校3年生や4年生の学年で、学習内容としては、

小数や分数といった抽象概念が学習の中心

になってくるころです。それまでは、

周りの子どもと比べても決して算数が苦手という事もなく、

むしろ得意な印象すらあった子どもが、

途端に算数の学習が遅れがちになってしまうのです。

学年が上がるにつれ計算も複雑さを増し、

それまでは、ある意味機械的な操作で何とかなっていたことが、

数学的な思考・推論などがとても理解しづらく

とても苦痛なものとなってしまうのです。

では、どのように対応していけばよいのでしょうか。

算数障害の特性に応じたいくつかの対応をご紹介します。

 

・数の概念について理解しづらい

→ことあるごとに数の体験をさせるようにする

例:電車が好きな子どもには、何号車?

  魚が好きな子どもには「鯉が何匹?」

…日常生活の中で自然に“数”と仲良くなるのもひとつの方法です。

 

・数の大小が上手につかめない。

→頭の中だけでなく、具体物を使って学習する

…数直線などを用いて、大きい数は長く、小さい数は短いなど

視覚的なイメージとともに理解させるようにします。

もちろん広さと狭さと数の大きさを繋げることも良いでしょう。

 

・かけ算が苦手

→ゲーム感覚で数に触れ、抵抗感を和らげる

写真:かけ算カルタ

…単純な暗唱に抵抗感を示していることも多いので、

「かけ算カルタ」で遊びながらかけ算に触れてみたり、

ゲームが好きな子どもには、ゲームのキャラクターやアイテムを問題に使って

かけ算をしたりすることなども有効です。

 

苦手意識を、好きなこと・興味の持てる事で包んでしまうと学びは進みやすくなります。

算数障害に限らず、子どもの学習における

ネガティブな意識をどのように取り除くかが

とても重要です。

 

次回は、算数障害の学習方法についてお話を深めてみます。

 

イラスト:ニョラネコ

発達障害があろうがなかろうが

前回のブログで、

発達障害(学習障害)

その周辺の子どもたちが、

自分で自分に「どうせ自分はダメなんだ」

とレッテルを貼ってしまう

ケースがあるというお話をしました。

真面目な気持ちで学習に向き合っている

にもかかわらず、周囲から

「努力不足」「やる気がない」などとレッテル

を貼られてしまうことで、

どんどん自信を失っていってしまっている

ケースも少なくありません。

そこで今回は、発達障害(学習障害)やその周辺の子どもの

「学習に向かう精神状態」について、

さらに理解を深めていきたいと思います。

 

発達障害(学習障害)があろうがなかろうが、

すべての子どもについて言えることとして

「子どもは必ず成長する」ということです。

当たり前のことのようですが、その

当たり前を私たち大人は時として忘れがちなのではないでしょうか。

特に、実際に課題が目立つ子どもを目の当たりにしたとき、

その真実が見えにくくなってしまいがちです。

「何でこんなこともできないのだろう?」

「こんな態度じゃ勉強どころじゃない!」

などと悲観してしまいます。

もちろんそのことは、その子の抱える課題であり

無視できない現実でもあります。しかし、果たして

その原因は「本人」だけにあるのでしょうか?

私たちは決してそうではないと感じております。

その子どもにとっては、そのような

「問題がある状態」になってしかるべき原因

子どもの「外側」にあることが多いのです。

周囲の大人が常にその視点をもち続けられるかが大切です。

その子どもに合った学習環境や学習へのアプローチの仕方、

そして声掛けの仕方や送る視線など、

子どもの「外側」の調整や工夫そして創造によって

子どもは必ず成長するのです。

私たち大人がそのことを一点の曇りなく確信し、

行動に移せるかが、子どもにとっての大きな分かれ道となるのです。

私たちは「すべての学習は精神状態による」と考えています。

発達障害(学習障害)があろうがなかろうが

すべての子どもについて言えることです。

特に発達障害(学習障害)の子どもの中には、

学習に対してネガティブな感情を持っている

子どもも少なくありません。だからこそ、

子どもの成長を信じて向き合うことで、

より安定した子どもの「精神状態」を創ることが大切なのです。

 

次回は、算数障害(学習障害)の学び方」についてお話をしたいと思います。

 

イラスト:ニョラネコ

発達障害(学習障害)やその周辺の子どもたちの理解

学び方教室BBに通っている子どもたちの中には、

発達障害(学習障害)やその可能性

のある子どももいます。

もちろん、私たちにとっては、

発達障害(学習障害)があろうがなかろうが大切なことは、

その子どもの「ニーズ」に合った「学び方」をデザイン

していくことだと考えています。

しかし、発達障害(学習障害)やその周辺の子どもたちの課題として、

学習に自信を無くしていたり、

無気力になっていたりするケース

多々見受けられます。

それはとても残念なことであり、

私たち周囲の大人が子どもの様子や

心の内を注意深く意識しなくてはいけない点であると感じています。

 

一般的に発達障害(学習障害)があると

診断されている子どもたちは、

平均的な子どもに比べ、

物事の得意不得意のアンバランスが極端に大きく出る

ことがあります。そして従来の画一的な授業においては

どうしても不得意の部分がクローズアップされやすいのです。

その結果、発達障害(学習障害)やその周辺の子どもたちは、

周囲からいろいろな言葉を浴びせられることになります。

「こんなのもわからないの?」

「努力が足らない!」

「やる気ないなら・・・」

などなどです。

本人は至って真面目な気持ちで学習と向き合っているにもかかわらず、

なかなか思うように学習が進まず、

遅れがちになっているのです。

見た目もごく普通で、いかにもできて当たり前に見えるからこそ、

周囲は容赦なくその子の努力不足やる気の無さだと決めつけ、

責めたり叱責したりしてくるのです。

当の本人としてはたまったものではありません。

イメージ:学習障害に悩む子ども

 

そして、さらに残念なことは、

その無理解の環境の中で放置され続けてしまうと、

今度は周囲だけではなく、

自分が自分にレッテルを貼ってしまい、

本当に学習に対する意欲や自分という人間に対する

自信を失ってしまうことがあるということです。

その子どもの自信のなさや無気力状態は、

子どもの人間関係や将来の社会自立など

さまざまなことに影響を与えてしまうことになるのです。

このことは、特別なニーズを抱える単なる少数派の子どもの問題ではなく、

社会全体の大きな問題であると私たちは考えております。

 

次回は、発達障害(学習障害)やその周辺の子どもの学習についてお話ししたいと思います。

 

イラスト:ニョラネコ

勉強にやる気を出すには⁉②モチベーション編

以前のブログで、勉強をやる気にさせるためには

「勉強をする環境を整える必要がある」

とお話ししました。

勉強にやる気を出すには!?①環境編

しかし、発達障害を持っていたり、

片付けが苦手だったりする人にとって、

自分で環境の調整をすることは苦手かもしれません。

まして、環境の調整をしたからと言って、

すべてが解決するとも言い切れません

勉強をやる気にさせるには、

環境の調整に加え、

学習に対する精神状態の調整も重要なポイント

になってきます。今回は、勉強に対して前向きに取り組めるようになるための、

勉強へのモチベーションについてお話ししたいと思います。

 

●無理のない、実現可能な目標の設定

勉強に対するモチベーションを、

実現可能な目標に置き換えると、

これなら頑張れそう!」と、やる気をもって

勉強に向かうことができます。

「とにかく勉強をやろう」だけでは、

なかなか心は動きません。

ぼんやりとした曖昧な動機だと、

「まだ時間がある」とか

「ちょっと疲れたから休憩」とか、

なんだかんだ自分の中に理由を付けて

勉強を避けようとしてしまいます。

いつまでに何をやるかという目標を明確に定めることは、

前向きに勉強に取り組むための第一歩と言えます。

 

●長期目標よりも、実現可能な短期目標から

 

「〇〇高校合格」

「試験で100点」

などの目標は、

明確なように見えて実は曖昧です。

〇〇高校に合格するには、

偏差値がどれだけ必要で、

今の自分はどれくらいで、

何を克服しなければいけなくて

など、考えなければいけない点は数多くあります。

もともと勉強に対してあまり前向きでない場合、

高いハードルを設定した後に

「やっぱり無理だよ…」と考えてしまう

ことが多くあります。それよりも、

「〇日までに単語を〇個覚える」

「何も見ずに公式を書けるようにする」

など、短期的で無理のない達成可能な目標であれば、

モチベーションを保ちながら勉強に向かいやすく

することができます。

 

●背中を押してもらう

勉強に対してネガティブに考えてしまい、

自分で自分を奮い立たせるのが苦手な人も

多いのではと思います。

自分一人で先を見通して目標を立てることも結構難しいことです。

自分で気持ちを作るのが苦手な人は、

人の手を借りて背中を押してもらうのも一つの方法です。

家族や先生に相談するのはもちろん、

友達と励まし合いながら勉強したり、

切磋琢磨したりすることも良いでしょう。

勉強をするのは自分自身ですが、

何もかも自分一人で抱えるのではなく、

人の手を借りて自分自身のやる気を引き出してもらうのも

一つの方法として活用するとよいでしょう。

 

宿題や試験勉強・受験勉強などは、

すべての勉強が全員にとって楽しいとは限りません。

そうした勉強に対して、

学習環境に加えて精神状態もしっかりと調整しながら、

勉強に向かうためのモチベーションを高めていきましょう。

以上、勉強へのモチベーションについてのお話しでした。

イラスト:ニョラネコ

勉強にやる気を出すには!?①環境編

 学生時代、特に小学生の頃は、

 毎日のように学校から宿題

 出ていたのではないでしょうか。

 やらなければならないとわかっていながらも、

 なかなか宿題に取り掛かれない…

どうしてもやる気が出ない…

こんなもやもやした気持ちになって

勉強が手につかなかった経験は、誰しもあるかと思います。

では、「勉強へのやる気」はどうやって作ればよいのでしょうか。

今回は、勉強に対する子どものやる気の出し方として、

環境の作り方についてお話ししたいと思います。

 

1、やる気を作る環境調整

勉強をするときに、

周りの環境は整えられていますか。

学習の場にいろいろなものが散乱していると、

様々なものに気が散ってしまい、集中を削がれてしまいます。

宿題をしているときや、問題を解いているときに、

・机の上にあったマンガを読み始めてしまう

・少しのつもりが1時間ぐらい休憩してしまい、勉強が進まなかった

多くの人たちはこんな後悔をしています。

かくいう筆者も経験があります(笑)

こんなことを避けるためにも、机の周りの整理が必要です。

視界に入る刺激的なもの、誘惑的なもの

あらかじめ整理して遠ざけておくことが賢明です。

その中でも、現代っ子にとって最も誘惑的なアイテムは

スマートフォンやタブレットのようなモバイルメディアです。

スマートフォンやタブレットの中には、

英語や漢字などの学習アプリもある反面、

ゲームなどの誘惑的なアプリや、

時間を問わず友達が呼びかけてくるSNSが入っています。

常に近くに置いていなければ落ち着かなくなるこのアイテムを、

勉強の時間には断ち切ることができなければ、

「勉強へのやる気」を作っていくことができません。

「やるぞー!」といくら意気込んでも、誘惑に負けてしまっては、

その意気込みも一瞬のうちに終わってしまいます。

まずは環境調整、整理整頓から入っていきましょう。

 

2、自分に合った学習環境

人はそれぞれ自分に合った学習環境があります。

以前のブログで、音楽を聴きながらの勉強についてお話ししたように、

個人によって合う方法・合わない方法があります。

音楽を聴きながらの勉強【学び方教室ブログ】

自分に最適な学習環境を探すことも、

勉強をやる気につなげる方法の一つです。

自分の勉強机でやるのが一番の人、

静かな図書館のような環境があっている人、

周りの人が背中を押してくれたほうが良い人など

自分に合った学習環境のパターンを早く見つけることが、

勉強へのやる気への近道です。

また、その環境にこだわらず、

たまには環境を変えて勉強してみるのも一つの試みとしては有効かもしれません。

楽しいことやわくわくすること

「やる気」を起こさせます。

けれど、宿題・試験勉強・受験勉強などは、

すべてが楽しい勉強とは限りません。

気の向かない勉強に対して、

いかに環境を整えて自分でスイッチを入れる状態にするのかが、

まずはやる気を出すための第一歩と言えるでしょう。

以上、勉強に対するやる気の引き出し方として、

学習する環境についてのお話しでした。

 

イラスト:ニョラネコ

読み書き表現に関する支援方法「識字①」

以前のブログで、数回ににわたって

読み書き、特に漢字を学習する際の支援方法

をご紹介しましたが、今回は新たに

文字や文章の読みに関する支援の方法

をお伝えしたいと思います。

突然ですが、学校の勉強の中で、皆さんは

どんな教科・問題が得意、不得意でしたか?

漢字・計算・文章読解などなど様々だと思います。

学校では、基本的に教科書を使って授業を進める

ことがほとんどだと思われます。

学習に関わらず、日常生活において

文字や文章を「読む」ということは、

ごく当たり前に行われています。

そんな中、文字や文章を読むことに困難を持つ方がいることをご存知でしょうか。

LD(学習障害)の中でもディスレクシア(書字障害)と呼ばれ、

・漢字を覚えられない、読めない

・文章を読むときによくつっかえる

・読むことに精一杯で内容が頭に入ってこない

などなど、人によって様々な症状があります。

LD(学習障害)とは①【SeedsAPPブログ】

文章を読む際、

文章が文字ごとに大小バラバラに見えたり、

重なったり、動いたりして刺激が強く感じるように見える

といわれています。

識字障害(ディスレクシア)のように、

文字や文章の読みに困難を持っている場合、

どのような支援ができるのでしょうか。

たとえば、文書を作る際の具体的な支援一つとして、

「行間(行と行の間)字間(文字と文字の間)をあける」

という方法があります。

文字が重なって見えるなどして読みを苦手としている場合には、

行間や字間を広げることにより

文章を見やすくすることができるのです。

例えば、

 

いかがでしょうか。

一つ目の画像にある文章の行間を、二つ目では2倍に設定しています。

どちらの文章も、フォントの大きさ・種類は同じですが、

明日の持ち物三つがパッと目に入るように感じるのではないでしょうか。

また、画数の多い漢字などでは、

字間を広げることで読みやすさが向上すると言われています。

識字障害(ディスレクシア)を持つ子の支援として、

学校などで試験を行う際に、

問題文の行間や字間をあけて試験を印刷するなどの

合理的配慮を実際に行なっている場所もあります。

視力の弱い子が眼鏡をかけたり、黒板に近い席に座れるようにすることと同様に、

識字障害(ディスレクシア)を持った子に対し、

こうした配慮が当たり前に行われる必要があると言えます。

次回は支援方法 その2 をご紹介したいと思います。

 

イラスト:ニョラネコ